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PROGRESS IN ENGLISH 21 BOOK4 Lesson 5/1 和訳 [PROGRESS 21 BOOK4]

ティーネイジャーへのマーケティング

次の記事は、「ティーネイジャーへの挑戦」というタイトルがつけられた社説として、掲載されたものである。

ティーネイジャーよ、君たちは見張られている。君たちの興味、趣味、好きな服、聴いている音楽、好きなテレビゲーム、どんなアクセサリーに好んでお金を使っているか、その全てが記録されている。

しかし、誰が君たちを見張っているのだろうか。君たちのことについて、すなわち、君たちの好き嫌い、必要なもの、習慣、夢などについて話をしている大人でいっぱいの部屋を想像してみてくれ。彼らは、心配性の親だろうか? いや、違う。スーツを着て、代理店に勤めるただのビジネスパーソンだ。彼らは情報を集めて、現代のティーンが、どのようにお金を使っているのかということを理解しようとしている。誰が、あるいは何が人気なのかをチェックするとともに、これらの代理業者は、「ティーネイジ・マーケット」へ訴えるために何ができるかを突きとめたいと思っている。

ティーネイジャーとして、多くのコマーシャルやビルボードのターゲットになっていることに気がついているだろうか。アジアだろうとヨーロッパだろうと、ティーネイジャーは、多くのお金を使っている。そして、企業は、君たちのお金を欲しがっている。

企業は、大人がティーネイジャーのときに発達させた消費行動と同じ行動を維持すると信じている。そして、ティーネイジャーには、確かに購買力があるのだ。たとえば、スイスでは、ティーネイジャーは、普通、親から、一カ月120フランのお小遣いをもらっている。彼らは普通アルバイトをしていないが、ほとんどショッピング中毒である。ある統計によると、ティーネイジャーは、シャンプーからパソコンにいたるまで2000憶ドル以上の影響力を持っているそうだ。だから、企業は、ライバル企業がそうする前に、若い消費者のところに到達する必要がある。「どのようにティーネイジャーにアピールすることができるだろうか」というのが、商品を持った企業にとって、大きな問題なのである。

ある有名なニューヨークの広告代理店は、最近、25か国のティーネイジャーの部屋をビデオに取った。彼らの目的は何か? 平均的なティーネイジャーとはどのようなものかを探ることである。ビデオテープは、驚くべき類似性を示した。同じジーンズ、同じスニーカー、壁に張られた同じ音楽関連やスポーツ選手のポスター。広告代理店は、君たちが思う以上に君たちのことについてよく知っていて、君たちの興味を操作したり、君たちの決定に影響を与えたりすることが非常に得意だ。

時々、君たちは自分自身に尋ねるべきだ。「高すぎてかつ不必要であるものを買うようにだまされているんじゃないか」と。かつて、マイクロソフトが家庭向けに人気のあるテレビゲームを発売したとき、そのゲームのプロモーションに巨額の費用を投じた。売り上げは、初日で1憶ドルになった。それは、どんなハリウッド映画の売り上げより上だ。しかし、三カ月後、その同じゲームが、中古で、インターネットオークションサイトで、半額で手に入れられるようになった。買い手は、初日にゲームを買うようにだまされていたのではないだろうか。

だから、ティーネイジャーよ、注意せよ。君たちのライフスタイルは研究されているのだ。君たちが、トレンドを作っているか、模倣しているかに関わらず、あらゆる場所のマーケターが、熱心に君たちを見張っている。そして、君たちにもっともっと売りつけようと準備をしているのだ。

PROGRESS IN ENGLISH 21 BOOK4 Lesson 4/2 和訳 [PROGRESS 21 BOOK4]

ディオゲネス――自らホームレスを選んだ者

古代ギリシャ人は、競争的で野心的だったので、オリンピックの競技者は、その業績を非常に称賛されて、嫉妬された。しかし、ディオゲネスというある古代ギリシャ人は、群衆が彼を応援する声を聞いたこともなければ、称賛や表彰に関して気にも留めなかった。

彼は、定職を持つことを好まなかったので、そうしたいと思ったときに働いた。好きな服装をしていたので、時には物乞いに見えることもあった。ふらふらとさまよい歩いて、いつでも他人と自分の考えを共有したり、他人の考えについて話しあったりする気があった。古代ギリシャは、統一国家ではなく、多くの独立した都市から成り立っていた。しかし、ディオゲネスは、どんな都市や政府にも忠誠心を持っていなかった。誰かが彼に出身を尋ねると、「わたしは世界市民だ」と答えた。彼が今生きていたら、自らホームレスを選んでいる者、と呼ばれることだろう。

「そう呼びたければ、わたしのことを物乞いと呼んでも構わない」とディオイゲネスはよく言っていた。「しかし、もしわたしにパンをくれるなら、わたしは賢者の言葉をお返ししよう」 天気がいい時には、ディオゲネスは、戸外で、星空の下で眠った。彼はよく言っていた。「わたしと同じくらい豊かな人間がいるだろうか。大空を屋根にして、草をベッドにして、木々や花を調度品にしているのだから」 ディオゲネスは、良い天気と食事以上のものは何も望まなかった。雨が降っていたり、寒かったりするときは、あらゆる種類の場所を避難所とした。時には、樽の中でさえも。「この避難所は、家具も錠も鍵も必要としない」と彼は付け加えた。ディオゲネスは、めったにお金を持っていなかったが、裕福な人間のように暮らしていた。

ディオゲネスは、その賢明な助言によって、名を知られていた。かつて、彼は敵に勝つ方法を尋ねられたときに、こう答えた。「敵を友として扱いなさい。誰も友情の申し出には逆らえない」 彼の賢明な言葉の多くは、あらゆる時代に通用する。「知恵の導きのもとで生きるなら」と彼は言った。「必ず安心と幸福を見出すことになる。シンプルに生きれば、幸せになる。幸せというのは、持っているものに満足することの中にあるからだ」

ある日、強大な力を持つ将軍、アレクサンダー大王が、ディオゲネスに話しかける機会があった。

ディオゲネス:将軍、あなたの最大の望みは何ですか?
アレクサンダー:ギリシャ全土を征服することだ。
ディオゲネス:それならギリシャを征服したら、何を望みますか?
アレクサンダー:ペルシアとギリシャの敵全てを征服することだ。
ディオゲネス:ギリシャの敵の全てを征服し終えたら?
アレクサンダー:そのときは、力を抜いて、安心することだろう。
ディオゲネス:それなら、どうして今すぐ力を抜き、安心しないのですか?
アレクサンダー:ディオゲネス、そなたの賢明な助言に対して礼を言わせてくれ。ところで、返礼に、何かそなたに対してわたしができることはないか?
ディオゲネス:ええ、あります。将軍は、わたしと太陽の間に立っておられます。日に当りたいので、少しわきによけていただけないでしょうか。
アレクサンダー:(微笑み)そなたが心の平安を保てるように祈ろう。もしもアレクサンダーでなかったら、他の誰よりもディオゲネスになりたいものだ。

ディオゲネスは、89歳まで生き、まだ30代のアレクサンダーと同じ日に死んだと伝えられている。前者は賢明な教師として、後者は偉大な将軍であり帝王として、どちらも歴史に名を刻んだ。

PROGRESS IN ENGLISH 21 BOOK4 Lesson 4/1 和訳 [PROGRESS 21 BOOK4]

古代オリンピック

オリンピックを見ると、お気に入りのアスリートを応援して、そのアスリートが金メダルを取るように願いますか? その場にいて、オリンピックを見られたらいいのに、と思いませんか? 気づいていないかもしれませんが、オリンピックは、2500年以上前に、古代のギリシャで始まりました。近代オリンピックは、200カ国、10000人のアスリートのための国際的な活動の場になっています。その取材をするレポーターとカメラは言うまでもありません。しかし、オリンピックのルーツはどこにあるのでしょうか。それを見つけるために、古代オリンピックを振り返ってみましょう。

もし2004年のアテネオリンピックが、紀元前776年にオリンピアで開催されていたとしたら、非常に明白な違いがあったことでしょう。その初めのもので、おそらくはもっとも驚くべき違いが、全てのアスリートが裸だっただろうということです。幸いなことに、当時は、冬のオリンピックはありませんでした。だから、誰も凍死せずに済んだわけです。また、古代オリンピックは、5日間しか続きませんでした。

オリンピアは、ほとんど人がいない、小さくて埃っぽい場所です。オリンピックが開かれない期間は、人々は、寺院にお祈りに来ることしかありません。しかし、オリンピックが開かれる期間は、70000人のギリシャ市民が、スタジアムに現れるのでした。彼らは、現代のスペインほど遠くからやってきました。トイレもなければ、水道もなく、ホテルも旅館もなければ、ゴミ入れもなく、あるのは、何百万匹のハエだけです。ゴミゴミしていて、汚く、うるさく、非常に暑い。人々は、テントを立てなくてはならず、遠くから水を運ばなくてはなりませんでした。

それなら、どうして人々は来たのでしょうか。アテナからやってきた人々は、オリンピアにつくためだけに200マイル歩く必要があります。その中には、途中で死ぬ人さえいたのです。しかし、人々はやってきました。なぜなら古代オリンピックほど感動的で驚異的なイベントは他になかったからです。アスリートたちはヒーローでした。そして、観客は、彼らをスーパースターのうように扱いました。もし今日これらのアスリートの一人を見たら、おそらくはそのタフさに驚くことでしょう。たとえば、ボクサーは、硬い皮のグローブを身につけて、対戦相手の頭だけを殴りました。

オリンピックに女性が参加することは、許されていませんでした。観客は、チケットのためにお金を払う必要はありませんでした(競技は全て無料でした)。チームスポーツはなく、球技もなく、マラソンもありませんでした(最長の競走は、3600メートルでした)。古代オリンピックの勝者は、メダルを与えられませんでした。彼らが受け取ったのはオリーブの冠でした。しかし、彼らが故郷に帰ると、英雄のような歓迎を受けました。同郷の市民たちは、自分たちの町のアスリートの成功を強く望んでいましたので、オリンピックで勝利してチャンピオンになると生涯無料で食事できるようになることもよくありました。

古代オリンピックは1200年間続きました。その評判は高まり、最も人気のある勝者の像が数多く作られました。わたしたちがよく知っている近代オリンピックは1896年に始まりました。近代オリンピックは、平和と国際協調という新しいテーマを採用しました。多くの様々な文化のたくさんのアスリートが現代オリンピックに参加しています。そして、オリンピックは、もはや以前持っていた強い宗教上の要素を持たなくなっています。

しかし、一つ変わっていないことがあります。近代オリンピックでもなお参加するのは困難です。非常に才能が(そして幸運が)ないと、表彰台に登って、母国の国家を聞くチャンスは決してないことでしょう。もしそういうことがあなたの望みであれば、頑張ってください。その一方で、わたしたちは、お気に入りのアスリートを応援し続けます。

PROGRESS IN ENGLISH 21 BOOK4 Lesson 3/2 和訳 [PROGRESS 21 BOOK4]

地球、わたしたちのビオトープ

「よし、じゃあ、この植物をここの池に少なくとも一カ月の間は置いておこう。そのあと、魚を入れるんだ」と小宮先生は、生徒たちに作業を通して指導しながら言った。それは水曜日の午後のことで、生徒たちの一団は、外に出てテニスコートの裏にいた。彼らは、非常にユニークなプロジェクトを行っていた。それは、ビオトープ作りである。

教室は戸外であって、テーマは「母なる自然」である。小宮先生は、生徒たちに、生態学、すなわち、植物、動物、声明を維持する物の間でバランスを取って存在する科学、について理解して欲しいと思っていた。「来年の春の終わりまでには、数多くのトンボがやってきて驚くよ」と小宮先生は主張した。「ここは、普通の池じゃないんだから」

確かに、次の春までには、何百匹ものトンボが飛びまわっていた。しかし、また非常に多くの植物が池の中に生えていて、生徒たちはそのほとんどを取り払わなければいけなかった。雑草が狂ったように茂っていたのだ。この季節には、自然はそれほど壊れやすいものだとは思われなかった。しかし、自然は実際に壊れやすい。たとえば、オーストラリアのウサギに起こったことを取り上げてみよう。

1856年、トーマス・オースティンという名の初期の定住者が、二三十匹の野生のウサギを、イギリスからオーストラリアに持ち込んだ。彼はおそらくは、「ウサギは、狩りの獲物として人気がでる」と考えていたのだろう。しかし、ウサギは、オーストラリアの自然の生態系の一部ではなかった。天敵がいなかったので、ウサギの数は恐ろしいスピードで増えた。オーストラリアにすでに棲息していた小動物のうち75%が、この新しく入って来たウサギに圧倒された。たった8年後に、オースティン氏は、自分自身で自分の農場だけで14,000匹以上のウサギを撃ち殺さなければいけなかった、と述べた。大陸中に八億匹ものウサギがいたのだ! ウサギはオーストラリアでいまだ大きな問題であり、危険な化学物質がウサギの駆除のために使われている。

同様の問題が、グアム島でも起きた。グアムに行けば、非常な静けさに気がつく。鳥がいないのだ! かつて、ミナミオオガシラという蛇が人間のミスによってグアムに入ってくるまでは、数多くの鳥がいた。そのヘビはすばやくあらゆる鳥の卵を食べて、グアムの鳥を絶滅させた。それはその小さな島にとっての悲劇であるが、より大きな悲劇が全世界を脅かしている。

もしかしたら最大の脅威は、地球温暖化かもしれない。地球温暖化が続けば、海面は上昇し、気候は大きく変化する。モルディヴの国全体は、50年後には、海の中に消えるかもしれない。

何が地球温暖化を引き起こしているのか。ちょっと辺りを見回してみよう。スモッグや汚染、燃やされる必要があるゴミの山にショックを受けたことはあるだろうか? 軽く怒りを感じることはいたって普通のことだ。長すぎる年月、わたしたちは、結果を考えもせず環境を利用してきた。自然はわたしたちの世話をしてくれていたが、わたしたちは自然の世話をしているだろうか? わたしたちは、確実にそれをすべきなのだ。

自然は非常に広大で力強いため、地球自体が、わたしたちがその一部になっている大きなビオトープであるという単純な事実を覚えておくことが難しい。そのシステムのほんの一部を変更してしまうだけで、広範に悪影響が及ぶ可能性がある。将来、より多くの環境問題に直面することになるのは確実である。20年後に、わたしたちはやり方を変えているだろうか?

PROGRESS IN ENGLISH 21 BOOK4 Lesson 3/1 和訳 [PROGRESS 21 BOOK4]

母なる自然に向けたある若者の声

地球環境を守る手助けをするために何ができるだろうか。確かなことは、その一つが、世界のリーダー達に、地球環境が助けを必要としていることを確信させることである、ということだ。セヴァン・カリス=スズキは、まさにそれを行おうとしている若い女性である。彼女が国際的に有名になったのは、まだ12歳の頃のことだった。彼女は、ある大きな国連の会議でスピーチをした。彼女の話の要点は、未来の世界が、今日の若者次第であるということだった。

セヴァンはブリティッシュコロンビア州ヴァンクーヴァーの出身であり、そこは、カナダの中で非常に景色のいい地域だ。彼女の考えに大きな影響を与えたものは二つあるが、それは美しい自然環境とカナダに住む人々だった(ところで、彼女のラストネームのスズキは、彼女の曾祖父母が日本人だからだ)。

セヴァンの父は、よくテレビに出演する有名な科学の教授である。セヴァン自身は、幼稚園の頃から、環境的、社会的な正義を求める活動に積極的だったが、自分一人でやる必要はなかった。9歳の時、彼女と何人かの友人が、子ども環境団体(ECO)を始めた。それは、地元のプロジェクトに関わる子どもたちの小グループである。彼らは十分なお金を集めて、1992年のリオアースサミットに行った。彼らは、会議に来る政策決定者たちに、彼らの決定が若い人々に影響を与えるということを思い出させたかった。セヴァンは、以下のようにスピーチした。

こんにちは、セヴァン・スズキです。わたしは、ECO、子ども環境団体を代表してお話します。わたしたちは、カナダ出身の、12歳と13歳の変革を目指した子どものグループです。わたしたちはお金を集めて、6000マイルを移動して、あなたがた大人に行動を変えてもらいたくて、ここに来ました。今日ここにきて、わたしには、隠すべき議題などありません。わたしは、自分の将来のために戦っています。数年前までわたしは父と、ヴァンクーバーに釣りに行っていました。そのとき、わたしはそこにいる魚たちにガンが蔓延していることが分かりました。現在、毎日、動植物が絶滅、つまり永遠に消えてなくなる状態に向かっていることを耳にします。わたしはただの子どもにすぎませんし、全てのことに関して解決策を持っているわけではありません。しかし、わたしは、あなたがたに気がついて欲しいんです。あなたがたもそうだということを。

あなたがたは、オゾン層の穴の直し方を知りません。
あなたがたは、死んだ川に鮭を戻す方法を知りません。
あなたがたは、絶滅した動物を戻す方法を知りません。
あなたがたは、現在は砂漠になっている場所にかつて茂っていた森を戻すことはできません。

直し方を知らないなら、壊すことをやめてください。

カナダでは、わたしたちは非常に豊かな生活をしています。十分な食料、水、住居があり、それに時計や自転車やコンピューターやテレビも持っています。十分すぎるほど物を持っているときでさえ、わたしたちは富を失うことを恐れ、共有することを恐れています。

わたしはただの子どもに過ぎませんが、もし戦争に使われているお金の全てが、貧困を終わらせ、環境問題の解決策を見つけることに使われれば、わたしたちの地球は素晴らしいところになるだろうということは、はわかります。

どうして外に出て、子どもにやってはいけないと教えていることをやるのですか? あなたがたがしていることで、わたしは夜泣いています。あなたがた大人はわたしたちを愛していると言います。わたしはあなたがたに強く言いたいのです。その言葉を行動に反映して欲しいと。ご清聴に感謝します。

年若い女の子がこれほどのスピーチをするとは! カリス=スズキは、学校や企業、会議や国際的な集まりの場でスピーチを続けている。想像する将来の環境の為の行動の必要性についてしばしば話すことで、彼女は特に熱心に若い人々に彼ら自身の将来について発信するように促している。

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