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CROWN English Communication Ⅱ Lesson5/Optional Reading 和訳 [CROWN Ⅱ]

シュー・ビンは、中国で最も有名な国際的な芸術家である。彼は1955年に重慶で生まれ、文化大革命の間、田舎で暮らすように連れて行かれた。後に、彼は中国中央美術学院で学び、版画を専攻した。アメリカで長年過ごしたあと、2008年に中国に帰り、現在は母校の副校長である。

シューはしばしば彼が言うところの「収集物」で創作をした。「その土地にあるものを使うのが好きなんです」と彼は言う。「木の枝とかゴミとかね」 彼が2001年にイギリスに設置したものは、ロンドン周辺で集めてきた、乾燥した植物としわくちゃになった紙、その他のゴミで作られた、ある古典的な中国風景画の複製だった。

シューは、書道でも有名である。彼の「新英字書法」は、英単語を中国の筆使いで書いた書体のことだ。中国人の読み手は、これらの文字を見ると、読めそうに思えるのに読めないのでいらいらする。イギリス人の読み手は、中国語のように見える書き方を認めて、すぐにそれは判読し難いものであるとして退けてしまう。その仕掛けが指摘されたあとになってようやく、彼らは実はシューの書体を読むことができるのだと気がつく。

しかし、それは単なる仕掛けではない。長年の間に、中国では7つの主要な書体が発展してきた。20世紀半ばに、中華人民共和国は、読み書きをしやすくするために、新たな略字体を創り出した。シューの新しい書法は、その変化の伝統に沿ったものだ。彼は英単語を、中国語でも英語でもなく、両者を融合したものに変形しているのである。

歴史的に、中国の文字は、中国と日本と韓国の人々の間での文化交流を可能にしてきた。シューの新しい書法はこの傾向を、アルファベットで書かれた文字の話し手に向かって延長するものである。

ここにシュー・ビンの新しい書体の例がいくつかある。読めるだろうか。

Merry Christmas
Happy New Year

CROWN English Communication Ⅱ Lesson5/4 [CROWN Ⅱ]

テクスティングは創造的になりうるが、わたしたちの言語を破壊しているのではないだろうか。実際のところ、テクスティングの特徴のほとんどは、長年の間使われてきたように思われる。頭字語の利用は非常に古い。ラテン語のpost meridiem(午後)を表すp.mの利用が、早くも1666年に、英語でなされていたことが知られている。IOU(I owe you)は、1618年から使われている。もっと最近のものとしては、FYI(for your information)や、ASAP(as soon as possible)や、M.D.(doctor of medicine)などがある。同じことが、単語を短くすることにも当てはまる。単語は、英語が書かれ始めたとき以来ずっと省略されてきたように思われる。examinationを表すexam、mathematicsを表すmath、photographを表すphotoのような言葉は非常によく知られるようになったので、それらは新しい語となった。

テクスティングについて本当の意味で新しいことは、cu2niteのような、特徴を組み合わせた利用法である。重要な点は、人々がテクスティングの書き方を使うべきときと、使わないようにすべきときを知らなければならないということだ。実際のところは、これは思っているより簡単である。多くの人々は、子どもでさえ、話し相手の違いをよく知っているようであり、人々の違いに応じて自分のメッセージを変えることができる。

わたしたちの中にはテクスティングが嫌いな人もいる。大いに好きな人もいる。わたしたちがどう考えたとしても、テクスティングは、わたしたちの創造的であろうとして、新しい状況に言語を適応させようとする能力の最新の例ではある。テクスティングにおいて、わたしたちは言語の進化を見ているのである。

【語句解説】
creative「創造的な」 Latin「ラテン語」 owe「借りがある」 M.D.「医学博士」 abbreviate「短縮する」 combination「連結」
in fact「実は」 as early as~「早くも~に」 be in use「利用されている」 write ~ down「~を書きとめる」
audience「聴衆、観客」 hate「嫌う」 whatever「何を~しようとも」 adapt「適応させる」
be aware of ~「~に気がついている」

CROWN English Communication Ⅱ Lesson5/3 和訳 [CROWN Ⅱ]

なぜ人々はテクスティングにおいてこのように書くのだろうか。携帯電話の画面は小さく、キーボードはごく小さい。加えて、省略は物事をスピードアップさせ、お金の節約にさえなるかもしれない。もし単語が意味をなくすことなしに短くされることができるとしたら、そのことによって(文字入力の)過程の全ての速度が上がる。

別の理由としては、テクスティングがまるで言葉遊びのようで単純に面白い、ということが挙げられる。ある人が、ある省略を導入すると、別の人がそれを使って遊ぶようになる。基本的なIMO(in my opinion)から、わたしたちは、

IMHO(in my humble opinion)
IMHBCO(in my humble but correct opinion)
IMNSHO(in my not so humble opinion)

などを発見することができる。

言葉遊びの精神はさらに遠くまで進む可能性がある。2001年に、イギリスの新聞「The Guardian」が、初めてテクストメッセージによる詩の大会を開いた。参加者は、携帯電話の画面サイズの160文字以内で詩を書くことが求められた。その試みは成功した。約7500もの詩が投稿されたのだ。The Guardianはそのイベントを2002年にも再び行い、次の詩が優勝した。

I left my picture on the ground where you walk
(あなたが歩くところにわたしの写真を置いてきた)
so that someday if the sun was just right
(いつの日か、太陽が真上にあって)
and the rain didn't wash me away
(雨が洗い流したりしなければ)
you might see me out of the corner of your eye and pick me up
(あなたの視界の端にわたしを認めて、拾い上げてくれるように)

【語句解説】
screen「画面」 keyboard「キーボード」 abbreviation「省略」 shorten「短くする」 loss「失うこと」 basic「基礎的な」 humble「控え目な」 spirit「精神」 text-messaging「テクストメッセージの」 poetry「詩」
speed ~ up「~の速度を上げる」 play with~「~で遊ぶ」 go further「先に進む」
constraint「子音」 successful「成功した(※形容詞)」
wash ~ away「~を洗い流す」

CROWN English Communication Ⅱ Lesson5/2 和訳 [CROWN Ⅱ]

テクスティングの特徴の一つは、ロゴグラム(単語や単語の一部を表す文字、数字、記号。たとえば、bでbeを、2でtoやtooを、@でatを表す)の利用である。それらは、一緒に使われることもある。b4でbeforeを、@omsでatomsを、2dayでtodayというように。

テクスティングのもう一つの特徴は、頭字語の利用である。わたしたちは、Nがnoを、Gがgrinを、Wがwithを、Yがyesをといったように、個々の単語のために使われたイニシャルを目にする。また、語句や文の中で使われているのも目にする。たとえば、IMOでin my opinionを、NPでno problemを、LOLでlaugh out loudを、CMBでcall me backをといったように。

時に人々は、中の文字を取り除くことによって、あるいは最後の文字を落とすことによって、単語を短くすることがある。普通は、子音よりも母音が除かれる。plsedでpleasedを、msgでmessageを、txtingでtextingをといったように。また単語の一部を省略する人もいる。arriveをarrとしたり、differenceをdiffとしたり、especiallyをespとしたりする。普通とは違ったつづり方さえ、テクスティングには見られる。thanksをthanxとしたり、throughをthruとしたり、phoneをfoneとしたり。

加えて、2bctndでto be continuedを表したり、cu2niteでsee you tonightを表したりと、全てのタイプの特徴が一緒に使われて、新しい効果を生み出す場合がある。次のテクストメッセージが、あなたにとって意味をなすかどうか、確かめてみよう。

do u 1 me 2 pick u up(※Do you want me to pick you up?「迎えにいってほしい?」)
i12bwu(※I want to be with you.「あなたと一緒にいたい」)
1 2 cu2 w8 4u@hachiko @6(※Want to see you too「ぼくもきみと会いたい」 Wait for you at Hachico at six「6時にハチ公のところで待ってる」)

【語句解説】
logogram「ロゴグラム、略字」 atom「原子」 acronym「頭字語」 initial「イニシャル、頭文字」 grin「にやっと笑うこと」 phrase「語句」 middle「真ん中」 vowel「母音」
in my opinion「わたしの意見では」 laugh out loud「大笑いする」 leave out ~「~を省く」
consonant「子音」 omit「省略する」 spelling「つづり」
in addition「加えて」 make sense「はっきりとした意味をもつ」

CROWN English Communication Ⅱ Lesson5/1 和訳 [CROWN Ⅱ]

世界中の携帯電話の急速な増加が、言語に影響を与え始めている。この新しい技術がどのように言語の変化をもたらしているのか見てみよう。


携帯電話の技術は、わたしたちが互いにコミュニケーションを取る方法を、多くの点で変えた。わたしたちは常に、電車に乗っているとき、仕事中、あるいはどこにいてもメッセージを送ったり受け取ったりしている。最近の研究によると、平均的なアメリカのティーネイジャーは、1か月で2779の文字通信を行っているということである。世界の人口の半分以上が携帯電話を所有しており、短いメッセージを送ること、すなわちテクスティングは、今や世界的なものになっている。

しかしながら、近年、テクスティングがわたしたちの言語を破壊するかもしれないと心配し始める人も出ている。たとえば、あなたが"What RU sayin?"や"cu in 5 min"というメッセージを受け取ったら、どう思うだろうか。これらのメッセージをかっこいいと感じるだろうか、それとも、それは単にひどい英語だと思うだろうか。それを決める前に、テクスティングの特徴の一部を、より詳細に見てみよう。

【語句解説】
texting「テクスティング(携帯電話のSMSを利用して短いメッセージを送ること)」 evolution「進化」 rapid「急速な」 wherever「~するところならどこでも」 average「平均的な」 teenager「ティーネイジャー(13歳から19歳までの子)」 global「地球規模の」 feature「特徴」
bring about ~「~を引き起こす」 go global「地球規模になる」

CROWN English Communication Ⅱ Reading 1 和訳 [CROWN Ⅱ]

 それは、盛りを過ぎたテレビのニュースレポーターの人生の中の、ひどい日々の一日に過ぎなかった。
 マルコムは町に戻るところだった。彼はお腹が空いていた。彼は、次に見たレストランに止まることに決めた。それがどんな様子であっても。
 「ヘレンのハンバーガー:町一番のハンバーガー」という看板が立っていた。マルコムは、ヘレンのハンバーガーが、この小さな町で唯一のハンバーガーショップではないかと疑った。
 彼は車を停めて、外に出た。ちょうど中に入ろうとしたときに、彼は何かが通りを近づいて来るのを聞いた。それは自転車にしてはうるさすぎたが、車にしては静かすぎた。彼は振り返った。
 それは1957年製のシボレーであり、彼の車の後ろに止まった。50年前の車にしては状態がよかった。しかし、屋根の上に、おかしな荷物を載せていた。
 どうしてエンジンがそんなに静かなのだろうか。そこで、彼は車の屋根の上の平たいものが、荷物ラックではないということに気がついた。それは、ソーラーパネルだった。

【語句解説】
lousy「ひどい」 has-been「盛りを過ぎた」 suspect「疑う」 luggage「荷物」 rack「ラック」 engine「エンジン」 realize「悟る」 solar「太陽の」 panel「パネル」

 つなぎ服を着た中年の男性とTシャツを着た二人の健康そうな若者が車から出てきた。

 レストランの中で、女性が男性のテーブルに歩いていった。「こんにちは、ネッド。二人とも元気?」
「元気さ、ヘレン」
「さあ、何食べる?」
 二人の息子のうち一人は、ネッドが、「いつも通りで頼むよ」と言ったとき、口を開きそうに見えた。
「了解」彼女は、キッチンに呼びかけた。「ハンバーガー3つ、オニオンリング付きで。バニラシェイク1つに、チョコレートシェイク2つ」
 ドアのベルが鳴って、男性がレストランに入ってきた。「車、どうしたんだい、ネッド?」
 ネッドは微笑んだ。「成功したよ、ジェイク。おれの最大の発明さ」彼らは、ネッドの車について、少し話していた。

 ヘレンがマルコムのオーダーを取りに来た。
「何にいたしますか?」
「ああ……今日のお勧めは?」
「このあたりの方ではありませんね、お客様」
「ああ」
「でも、どうしてか、お見かけしたことがあるような」
 マルコムは微笑まないように努めた。「チャンネル12ニュースは、見たことあるかい?」
「ええ、時々。一番のお気に入りというわけではありませんが……」
「ぼくは、チャンネル12のレポーターなのさ。25年以上やってるよ」
「アンカーなのですか?」

【語句解説】
middle-aged「中年の」 howdy「こんにちは」 ring「リング」 vanilla「バニラ」 bell「ベル」 jingle「チリンチリンと鳴る」 invention「発明」 sir「(見知らぬ男性への改まった呼びかけ)」 uh「あー、えー(次の語までのつなぎ)」 ma’am「女性一般に対する改まった呼びかけ」 familiar「よく知られた」 channel「チェンネル」 anchor「ニュース番組の総合司会」

「いや、アンカーではないよ。なるはずだったんだけれど、うまくやれなくてね。ハンバーガーとポテト、あとコーヒーを」
「ただいま」ヘレンは身をひるがえして歩き去ろうとした。
「それともう一つ。もし構わなければだが、向こうのネッドという男性についてききたいんだけれど」
「はい? ネッドですか?」
「車がサンパワードだって言っているのを聞いたが」
「ええ。それが何か? ようやくうまくいったみたいですけれど」
「自分でやったって?」
「ええ。発明が好きなんです」
「それは、生活のためにしていることなの?」
「いえ。彼は農家なんですよ。でも、昔、航空会社で働いていたんです。そのあと、お父さんの農場を継いだんです」
 マルコムの口は湿り始めた。しかし、それは、ハンバーガーとポテトを求めてのことではなかった。なんて話だ、と彼は思った。ここに、あらゆる若いハイテクの天才たちより頭のいい農夫がいるなんて。彼は、初めて、実用的な太陽エネルギー車を作ったのだ。57年式のシボレーの形で。

 マルコムはネッドのテーブルへと歩いていった。
「お邪魔してすみませんが、あなたのお車がサンパワードだとおっしゃっているのをお聞きしたのですが」
「その通りだよ」とネッドは言った。
 二人の若者も、もぐもぐとやりながら同意してうなずいた。
「とすると、何かバッテリーを使っているんですか?」
「もちろん。暗いところでは走れないよ。牛にぶつかっちまう」

【語句解説】
fry「フライドポテト」 yeah「(口語のyes)」 invent「発明する」 living「生計」 daddy「お父さん」 smart「頭がいい」 high-tech「高度先端技術、ハイテク」 genius「天才」 practical「実用的な」 automobile「自動車」 bother「悩ます」 nod「うなずく」 stuff「(食物を)詰め込む」 battery「バッテリー」

「つまり、ヘッドライトをつけるためだけにバッテリーを使っているということですか?」
「それとテイルライトだな。バッテリーは1つだよ。それだけ」
「ご冗談でしょう」とマルコムは言った。
「いやいや。6ボルトのバッテリー1つさ」
「なんと、それはすごい。見させてもらっても?」
「どうぞ、こっちだ」ネッドは立ち上がると、マルコムを彼の発明品のもとへと導いた。
「確かめてみてくれ」彼はそう言って、ボンネットを開いた。
 マルコムはあごが落ちるのを止めることができなかった。ボンネットの下には、6ボルトのバッテリーの他、何もなかったのだ。
 ネッドはボンネットを閉じると、車の側面に回り込んだ。「ここ後部で、動かしているんだよ」彼は、後部座席のドアを開いた。
 マルコムは戸惑った。「これは何です?」
「これが、動力が生まれるところさ」
 マルコムはもっと近づいて見た。床が、自転車のギアとチェーンとペダルのための場所をあけるために、切り取られていた。
「この車は太陽エネルギー車だとおっしゃっていたと思いますが」

【語句解説】
headlight「ヘッドライト」 taillight「テールライト」 kid「からかう」 nope「いや、いいえ」 volt「ボルト」 amazing「驚くべき」 hood「ボンネット」 jaw「あご」 confused「混乱した」 gear「ギア」 chain「チェーン」 pedal「ペダル」

「太陽エネルギー? わたしはサンパワードと言ったのだ。そうわたしは呼んでるんだよ。わたしの息子の力で動く車、とね」
 二人の若者は、ヘレンの店から歩いて出てくると、後部座席に座り、ブーツをペダルに乗せた。
「ええと、それでは、これは何です?」マルコムは、車の上にあるソーラーパネルを指差した。
「それはソーラーパネルだよ」
「じゃあ、どうしてそれを使わないんです」
「やってはみた。だが、ヘッドライトをつけるくらいのエネルギーしか生まれないんだ」ネッドは運転席に入ると、ドアを閉めた。「よし行くぞ、二人とも」
 彼の二人の息子はペダルをこぎ始め、ネッドは車を運転して道路へと出た。

 マルコムはそこに立って頭を振った。彼は、自分がラッキーなんだと考えないだけの分別を持つべきだった。彼はヘレンの店に戻って、食事を始めた。
 そのとき、彼は思いついた。ネッドの車は彼がそうだと思った技術的革新の話ではなかった。しかし、それは奇妙で素晴らしい三面記事ではあった。
 予想に反して、その日は、ひどい日にはなりそうになかった。

【語句解説】
boot「ブーツ」 steer「操縦する」 onto「~の上へ」 technical「技術の」 breakthrough「大きな進歩、躍進」

CROWN English Communication Ⅱ Lesson6/Optional Reading [CROWN Ⅱ]

東京大学の原島博は、阿修羅の3つの顔を、それらが表す感情を特定するために、調査してきた。人の感情を特定するとき、最初にどこを見るだろうか。答えは、その人が日本人かアメリカ人かによって、左右されるかもしれない。

カナダのアルバータ大学の研究者たちは、日本とアメリカの文化が、多種多様な感情を伝えるイメージをどのように解釈しているのかということを比較した。研究者たちは、文化は、表情の解釈をする方法を決めるのに、重要な役割を果たしているかもしれない、ということを発見した。

日本のように人々が感情をあらわにしない文化においては、感情を解釈するためには、焦点は目に置かれる。アメリカのように感情がはっきりと表現される文化においては、焦点は口に置かれる。

「わたしたちの文化は、わたしたちが感情を感知する方法を決めるのに、非常に強い役割を果たしている。文化は、表情を解釈する時には、考慮される必要がある」と、アルバータ大学の研究者である、増田貴彦は言った。

これらの文化的な違いは、Eメールや文字通信で書き手の感情を伝えるために使われるコンピューターの顔文字においても顕著である。研究による発見と一致して、嬉しさと悲しさを表す日本の顔文字は、目の描かれ方の点で様々である一方、アメリカの顔文字は口の位置で様々である。アメリカでは、:)と:-)は嬉しい顔を表し、:(と:-(は悲しい顔を表す。しかし、日本人は(^_^)を嬉しい顔を示すのに使い、(;_;)を悲しい顔を示すのに使う傾向がある。

「わたしたちは、日本のように感情を隠す文化が感情を特定する時、目が非常に繊細になる傾向があるので、人の目に焦点を置くことを大変興味深いと思っています」と増田は言った。「アメリカでは、明らかに表に出された感情が非常に一般的であり、人間の顔の中でもっとも表情豊かな部位である口に注目することには意味があります」

CROWN English Communication Ⅱ Lesson6/4 [CROWN Ⅱ]

阿修羅は他の八部衆と非常に異なっている。一つには、阿修羅には3つの顔と6つの腕がある。また、他の像が鎧を身につけているのに、阿修羅は肩帯を身につけている。しかし、何より、阿修羅は、顔に人間的な表情があり、生きているように見える。それどころか、何かを心にかけているように見える。しかし、それは何か。

表情の研究をしている原島博にはひらめいたことがある。彼は、阿修羅の3つの顔に注意を向ける。阿修羅の3つの顔を左から右、そして中央を見ると、その目の位置が上がっていることに気がつく。原島は、この変化は阿修羅が成熟していく様子を示していると言う。左の顔は、阿修羅を若く怒りを持った男性として示している。右の顔は苦痛と後悔を表現している。中央の顔は、悔恨を表している。

阿修羅像と真向かって立つと、阿修羅像が何かを伝えようとしているのではないかと考える自分がいることに気がつくかもしれない。長い間、他の多くの人も同じように考えてきた。

人々は、阿修羅の前で、後悔し浄化への祈りを捧げるために、礼拝してきた。優しい友人でかつ教師のように、阿修羅は彼らを、この過程を通り抜けられるように導いた。もしかしたら、約1300年後に、非常に多くの人々が、この阿修羅像に魅了される理由の一つは、阿修羅像が、不確実な時代に非常に必要とされる癒しの感覚を人々に与えてくれることかもしれない。

【語句解説】
armor「鎧」 lifelike「生きているような」 expression「表現」 facial「顔の」 mature「成熟した」 regret「後悔」 repentance「悔恨」
for one thing ~, for another (thing)…「ひとつには~であり、もうひとつには…である」 call one’s attention to ~「人の注意を~に向ける」 face to face「面と向かって」
worship「礼拝する、参拝する」 attract「魅了する」 uncertainty「不確実」
be attracted to ~「~に魅了されている」

CROWN English Communication Ⅱ Lesson6/3 [CROWN Ⅱ]

今見ている阿修羅像は、約1300年を生き抜いた。その元々の色は変わり、顔にはひびが入っている。734年に初めて作られた当時の阿修羅の様子を知りたいと思うかもしれない。見ることは可能である。ただ、奈良国宝館を訪れればいい。そこで、元々の色の阿修羅の複製を見ることができる。

複製は金の飾りを身につけていて、古代ギリシアの影響があったことを示している。肩にかかる肩帯を見ると、古代インドを思い出すかもしれない。赤い肌は、阿修羅と古代ペルシアの太陽の神とのつながりを示しているように思われる。

最初の仏像は、古代ギリシアの影響のもと、現代のパキスタンであるガンダーラで一世紀に作られた。続く数世紀のうちに、中国の王朝が中央アジアや中東、西洋と接触した。西洋の影響によって、中国人は芸術を新たな視点で見るようになり、それがついには日本の芸術にも大きな影響を与えた。

【語句解説】
crack「ひび」 replica「複製」 golden「金の」 ornament「装飾」 influence「影響」 sash「飾り帯、肩帯」 connection「接続」 Persia「ペルシア」 Gandhara「ガンダーラ」 Pakistan「パキスタン」
find out「知る」 all ~ need to do is to…「~は…だけすればよい」 remind ~ of…「~に…を思い出させる」 have (~) connection with…「…と(~)関係がある」
empire「帝国」 contact「接触」 central「中央の」 impact「衝撃、影響」
come into contact with ~「~と接触する」

CROWN English Communication Ⅱ Lesson6/2 和訳 [CROWN Ⅱ]

何世紀もの間に、興福寺の建物と像の多くは、火災や戦争、天災によって破壊された。しかし、阿修羅と他の八部衆は、今日まで破壊されずに済んでいる。それらの像が残った理由の一つは、軽くて、緊急時に持ち運びやすかったことである。たとえば、阿修羅は、153cmだが、重さは15kgしかない。

どのようにしてそれほど軽い像を作るのか。最初に木製の枠組みを作り、次にその周りに粘土を塗る。そのあと、漆に浸した布でそれを巻いて、乾かす。この過程を何度か繰り返す。次に、粘土と木組みを取り外し、軽い中空の像を残す。最後に、軽い木組みを、支えにするために中に入れて、漆と混ぜられた木の粉を使って、細部を作る。この方法は、脱活乾漆(乾いた漆)といい、韓国の芸術家によって導入されたが、その芸術家は、阿修羅と他の八部衆を作ったと考えられている。

【語句解説】
survive「生き残る」 survival「生存」 emergency「緊急事態」 weigh「~の重さがある」 wooden「木製の」 frame「枠」 clay「粘土」 wrap「巻く」 soak「浸す」 lacquer「漆」 remove「取り除く」 hollow「中空の」 detail「詳細」 powder「粉」 method「方法」
for instance「例えば」 wrap ~ in…「~を…で巻く」