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CROWN Ⅲ Lesson9/ Seciton1 和訳 [CROWN Ⅲ]

わたしたちは今ハーバード大学の教室にいる。サンデル教授は、在校生のセミナー受講者と向かい合っているところだ。今日の議論は、黒サイを絶滅から救うことに関する市場計画についてである。2004年、南アフリカ政府は、牧畜業者に黒サイを飼育することを許し、裕福なハンターに数を制限して黒サイを撃つ機会を与える代わりに課金する法律を制定した。ハンターが一頭の黒サイを殺すために150,000ドルもの大金を払うことを辞さないでいることで、牧畜業者は富み、黒サイの数も増え始めている。

「さて」とサンデルは尋ねた。「市場的なアプローチは上手くいっているようであり、矛盾するようだが、一部を殺すことを許可することによって黒サイを守っている。そのシステムに反対する人はどのくらいいるだろうか」

アリス・ウォンは、ニューヨークの4年生で、市場的な解決策に反対している。というのは、彼女が言うには、それは動物が生きて、生存するため、という元々の目的を見失っているからだ。

サンデル「しかし、その結果として、黒サイの数は実際に増加しているんだよ」

ウォン「でも、今生きている黒サイは、狩られるという目的のために維持されているんです。まるで、鳥小屋のにわとりのように」

イタ・ケトルバロウは、イギリスの4年生で、その議論を新しい水準に持っていく。「わたしは、価値あるもの、たとえば地球の生物の多様性を守るためにわたしたちに見つけられる唯一の方法が、それを商品化することだということは悲しいことだと思います」

サンデル「それで、なぜ悲しいんだね」

ケトルバロウ「それは、わたしたちの価値の認め方を損なうことになり、それを誰かの個人的な財産とすることなしに価値のあるものを守ることが絶対にできないということを、示すことになるからです。わたしが悩んでいるのは、時が経つにつれて、わたしたちは、どんなことでも解決する唯一の方法が市場にあるという地点まで至るかもしれない、ということです。すると、わたしたちは他の方法もあるということを忘れるかもしれません」

サンデルは、黒サイが本当には野生的であるわけではないというアリス・ウォンの主張に話を戻す。「それじゃあ、君が言いたいことは、黒サイに値段がつけられて、そういう状況の下で救われると、黒サイの意味が変わるということだね」

ウォン「その通りです。わたしたちは、黒サイが命を持っているという考えに価値を置いていますし、現在の黒サイの状態にも価値を置いていますので、たとえ一頭でも黒サイを殺せば、それに対して妥協することになります」

【語句解説】
undergraduate「在校生」 seminar「セミナー」 rhino「サイ」 extinction「絶滅」 rancher「牧畜業者」 wealthy「裕福な」 hunter「ハンター」 willing「嫌がらない」 prosper「繁栄する」 paradoxically「矛盾するようだが」 coop「鳥小屋」 commodify「商品化する」 assign「割り当てる」 property「財産」 argument「主張」


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