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CROWN Ⅲ Lesson3/ Optional Reading 和訳 [CROWN Ⅲ]

天野医師は外科医として類まれな技術を持っている。しかし、医師としての成功の道は他にもある。

ここに外科医としての仕事を追い求めたいという希望を持っていた別の医師がいる。彼が学生だった頃、ラグビーをしているときに、何度も骨折して、そのせいで、外科医になる決心をした。1987年に医大を卒業すると、彼は、ある病院で研修医となった。彼は思い出す。「研修医のときの研修は、本当に地獄のようなものでした。普通は10分程度しかかからないような簡単な種実を行うのに、わたしには1時間以上も必要だったのです。わたしは、完全に、外科医としての能力を欠いていました」 かつて彼がある手術のアシスタントになったとき、彼の同僚の一人は彼を馬鹿にして、こう言った。「おまえは、アシスタントじゃなくて、レジスタント(抵抗する者)だな」

しかし、臨床の経験によって、彼は最高の医師でさえ治療することができない、多くの病気や怪我があることを知った。彼は、基礎医学の研究が、現代の医療では適切な治療を施すことができない患者を助けるために必要とされていることに気がついた。1993年、彼はアメリカに渡った。彼は患者を治療することをやめて、注意を研究へと向けた。

それから約20年後、2012年に、この医師は、体のどのような組織にも成長する可能性を持つ、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を、開発したことによって、ノーベル生理学・医学賞が与えられた。彼の名前は山中伸弥といい、京都大学の教授である。山中教授は言う。「わたしは、大きな責任感を感じています。というのは、医師として、これまでただ一人の命さえ救うことができなかったからです。わたしは、本当に、わたしたちの新発見が医学上の目的に利用したいと思っています」

しかし、iPS細胞の開発は、すぐに、さまざまな病気に対しての万能薬を提供してくれるわけではない。5年か、あるいは10年のさらなる研究の年月が必要だろう。しかし、山中教授は言う。「わたしは、患者に希望を諦めてほしくはないんです」と。天野医師と山中医師は、異なった道を歩んだが、同じモットーを持っている。それは、「患者が常に優先する」というものだ。


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