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CROWN Ⅲ Lesson8/ Section4 和訳 [CROWN Ⅲ]

水が十分にあることと食料が十分にあることは結びついている。しかし、大きな問題の一つは、わたしたちが食物を栽培するためだけに水を必要としているのではない、ということだ。水はまた、あらゆる種類の生産物を作り加工する全ての段階で、必要とされる。おそらく、あなたは毎日どのくらいの水が必要なのか知らないだろう。どのくらいだと思うだろうか。食品や飲み水に存在する分として3、4リットルくらい? 洗いものをするのに15から20リットルくらい? 一日多くても30から40リットルくらい? もしも、平均的な日本人が毎日3,500リットルを超える量の水を使っていると言われたら、あなたはどう思うだろうか。それは事実であるが、どうしてそんなことが可能なのか。

答えは、間接的に消費する水を意味する「仮想水」という考え方の中に見出される。たとえば、1キログラムの牛肉のために15,497リットルの仮想水が必要とされるが、それは、牛のエサになる作物を育てるのにそれだけの水が必要になるからだ。だから、昼食に牛丼を食べるとすると、仮想水を約2,000リットル使うことになる。新品のコットンのジーンズは、6,670リットルの水を必要とするが、そのほとんどは綿花の栽培に使われるものだ。

「ウォーター・フットプリント」という用語は、わたしたちがどのくらい仮想水を消費しているかということを示すために使われる。ある国のウォーター・フットプリントは、その国自身の水資源の使用に輸入した仮想水を足して、輸出した仮想水を引いたものに等しい。日本は一年につき一人当たり1,380立方メートルのフットプリントを持っている。日本は水が豊かだが、その食料自給率はおよそ40%にすぎない。食料を輸入するということは、仮想水を輸入するということだ。実は、日本は輸出する仮想水より15倍多くの仮想水を輸入している。世界にこれほど仮想水の輸入と輸出に差がある国は他に無い。

この大きな差は日本にとって悪いニュースに聞こえるかもしれないが、そう思う必要はない。仮想水の国際取引は、実は良いことなのだ。それによって、作物が最も理にかなう場所で作られることになり、取引相手相互の間で良い関係が築かれることになる。

自然の雨の循環のおかげで、水は資源の中で最も再生可能なものである。もしわたしたちが国家として、そして個人として協力すれば、全ての人に十分な水が行き渡る。わたしたちが、20世紀の緑の革命の良いところと、21世紀の青の革命を一つにすることができれば、明るい青緑色の未来を持つことができる。

【語句解説】
sufficiency「十分であること」 liter「リットル」 concept「考え方」 virtual「仮想の」 indirectly「間接に」 consume「消費する」 cotton「綿」 jean「ジーン布」 footprint「足跡」 import「輸入」 minus「~を引いた(※前置詞)」 export「輸出」 cubic「立方」 per capita「一人につき」 gap「差」 renewable「再生可能な」 virtue「美点」


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